楽器について その① 音楽療法の使い方

楽器活動は音楽療法にとって必要不可欠なものです。 


私たち音楽療法士はクライアントに対し、目的を持って音楽を選び、楽器を選び、活動を考えます。
目的と言うのは、クライアントの疾病や障がいに対し、その症状を緩和したり、回復したり、維持したり、・・ということです。

卵マラカスと言う楽器、卵のような形のマラカスで、すっぽり手のひらに入ってしまいます。
音は「シャカシャカ」といいますが、大きな音ではありません。
これは、「音」と言うよりも、手のひらに伝わる感触を効果的に使うものです。
これを、元気な高齢者の方に渡したらどうでしょうか?
しかし、寝たきりのような、自立できない方には効果的に使うことができます。
使う人を間違ってはいけません。

太鼓やドラムを素手で叩くか、バチを使うか。
なるべく素手で叩くのが理想的だと思います。
もちろん、準備運動が必要な場合もありますし、素手で叩く時には注意することがたくさんあります。
素手で叩くときに大切なのは、大きな力が無い人でもいい音が出る楽器であることです。
しかし、中にはジャンベを抱えても反応しない人もいます。
そんなときでも音楽療法士は諦めません。
バチを持たせます。
不思議なもので、バチを持つと、「叩く、打つ」という動作が想起されるのでしょうか、叩きだす人は多いです。

書き出したら、長くなっちゃいそうだから、今回はこの辺で。。

続きに乞うご期待!
レモ ジャンベ
レモ ジャンベ