合奏アイディア⑤ 歌詞の一部を使って

歌詞の一部を使って楽器を鳴らします。

 

 

 

 

 

 

 

  • 虫の声 作詞作曲不詳 明治43年

歌詞摸造紙、虫の鳴き声のところを赤く書きました。

それぞれの鳴き声に楽器を割り当てます。

たとえば、松虫:ベル、鈴虫:鈴、キリギリス:マラカス、クツワムシ:鳴子、馬おい:ギロ、という感じです。

 

よく説明をして、みなさんが十分理解したところを見て、歌と一緒に鳴き声を表現。

特に2番はタイミングが難しいので、ゆっくりやりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • ドンパン節 

秋田の自慢をしている歌です。いろいろな歌詞がありますが、私は以下の歌詞にしました。
ドンドン パンパン ドンパンパン 

ドンドン パンパン ドンパンパン

ドドパパ ドドパパ ドンパンパン

 

自慢コ言うなら負けないぞ
米コが本場で酒本場
秋田のふきなら日本一
小野小町の出たところ

 

ドンドン パンパン ドンパンパン 

ドンドン パンパン ドンパンパン

ドドパパ ドドパパ ドンパンパン

 

いつ来てみても井戸端で

きれいに咲くのはあやめ花

秋田のおばこによく似てる

可愛い花だよ皆おいで

 

 

秋田のお米は秋田小町、お酒は新政、高清水などがあります。

秋田のふきは太く、葉っぱが大きくて傘の代わりになるそうです。とても美味しいそうですよ。

また、小野小町と言うと、

「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」という歌が百人一首にあり、それをいまだに暗記していて教えてくれた方がいました。

 

この曲は「ドンとパン」が印象的ですので、これをうまく使って合奏をしましょう。

 

ドンは太鼓やサウンドシェイプ、パンは鳴る子やしゃもじはどうでしょうか。

2つのグループに分け、楽器を配ります。

 

後半の「ドドパパ」が早くて難しいので、そこは予め練習しておくといいですね。

配り方や指示の仕方に工夫をしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 黄色いサクランボ 星野哲郎作詞 浜口蔵之助作曲 スリー・キャッツ歌

昭和34年にスリー・キャッツが歌いましたが、その後45年にゴールデンハーフがカヴァーして大ヒット。

お色気たっぷりの歌です。歌うのは恥ずかしい、という方もいらっしゃるでしょう。

 

今回は歌唱ではなく、原曲のCDをかけながらの合奏にしました。

いろいろな楽器を配り、まずは2番くらいまで自由に鳴らしてみましょう。

ただ自由に鳴らすだけではあまり一体感は感じられません。

では、ということで「ルール」を決め、同じ気持ちになって合奏をします。

 

歌詞の中に「うっふん」が4回出てきます。「うっふん」のところで2拍鳴らします。

次に「ワン」で1回、「ツー」で2回、「スリー」で3回鳴らします。

 

このような「ルール」があると、CDを聞くときの集中力が違ってきます。

また、参加者のレベルに合わせて、さらにいろいろな「ルール」を加えていくのも良いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  •  肩たたき 西条八十作詞 中山晋平作曲 大正12年

「タントン タントン タントントン」のフレーズが楽器を叩くのにもってこいです。

このフレーズが5回出てくるので、全体を5つのグループに分け、それぞれ違った音色の楽器で音を楽しむのもいいですね。

楽器はたとえば、サウンドシェイプ、鈴、鳴る子、マラカス、タンブリンなどです。

 

また、このフレーズを「タントン」「タントン」「タン」「トン」「トン」と5つに分解し、5種類の楽器で鳴らすのも集中力が増し、楽しい活動です。

 

指示する人はしっかり分かるように指示してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 愛して愛して愛しちゃったのよ 浜口庫之助作詞作曲 和田弘とマヒナスターズ歌

                                昭和41年

歌詞の「らららんらん」のところでベルを鳴らします。

ハ長調なら「ドソラッソ」となりますね。

 

「らららんらん」の箇所だけを何回か練習してから、最初から歌ってみましょう。

リズムが複雑なのでゆっくりのテンポで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 小鳥の歌 与田準一作詞 芥川也寸志作曲 昭和30年

「ピピピピピ チチチチチ ピチクリピイ」のところでベルを鳴らします。

ハ長調なら「ドレミファソ ラララララ ララソソド」ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 花火 井上赳作詞 下総皖一作曲 昭和16年

「どん」のところで太鼓を鳴らします。

男性が居たら、男性にお願いするのもいいですね。

 

 

 

  • 東京五輪音頭 宮田隆作詞 古賀政男作曲 三波春夫歌 昭和39年

曲の始めの方は歌うのが難しいですが、

「オリンピックの顔と顔~」からは歌える人は多いでしょう。

 

サウンドシェイプ、鳴子、しゃもじなどで自由に叩き、

「どどんと どどんと」のところでは、「タタン タタン」というリズムで全員が揃って叩く、という決まりごとを決めて叩いてみましょう。

 

前に立って指示する人は、一人ひとりの参加者とアイコンタクトを取りながら叩いてください。

気の乗らない様子で叩いている人もアイコンタクトをとると自然に笑顔が出て叩き方が変わります。

「どどんと どどんと」のところは前に立ち、皆が注目するようにしましょう。

 

 

 

  • 東京音頭 西條八十作詞 中山晋平作曲 昭和8年
  • 北九州炭坑節 福岡県民謡

東京音頭は「ヨイヨイヨイ」

炭坑節は「ヨイヨイ」

で楽器を鳴らします。